Celeste Septet@sonorium、大盛況のうちに終了しました♪

少しずつ丁寧に準備してきた公演でしたが終わってみると寂しくもあり…最高のメンバーに囲まれて今やりたい音楽を全て出し尽くせたような気がします。直前1か月近くは半引きこもり生活でひたすらスコアを書いて弾いてを繰り返し腰痛もきっと気のせい…と集中した甲斐があり、リハーサルから本番までとても幸せな学びの多い時間となりました✨

共演の素晴らしい皆様、お越しくださいました大勢のお客様、ギリギリまでキャンセル待ちしてくださった方も数名、そして家族友人たくさんの方に関わっていただいたコンサートとなりました。皆様に本当に心から感謝致します。有難うございました。嬉しい感想や再演希望のお声もいただき本当に嬉しい限りです。

本番と終演後↑(photo by Uto-san)

楽屋にて↑📷

大好きな杉本彩サマも聴きに来てくださり、美容茶や特製ポン酢の差し入れまで✨美しかったです♡

綺麗なお花や差し入れのお菓子もたくさん🌼有難うございます。そして下記の文章はBishopRecordsさんが書いてくださったものです。また企画できればと思っていますので引き続き応援していただけましたら幸いです

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▣Bishop Records

少し時間がたってしまいましたが、12月4日に東京永福町のSonorium で行われたCeleste Septet のライブが言葉に出来ないほどの素晴らしさで、数日経過した今も感動が残っています。私がこれまでに見た青木菜穂子さんのライブの中でも、最も優れたパフォーマンスだったのではないでしょうか。

このライブに向けて、青木さんはライブの出演依頼の多くを断ってスケジュールを空け部屋に籠りきりとなって作曲やアレンジそして練習に費やしました。そしてステージは、プログラム・作曲・アレンジ・演奏・七重奏のアンサンブル・そのすべてにおいて完璧でした。
当日、ヴォーカルを務めたSayaca との共作「La montaña de la Luna」は、曲も詩も絶品。また、タイトなリハーサルスケジュールで本番に臨んだであろう演奏者たちも、それを感じさせないほどリアリゼーションを見せた素晴らしい演奏でした。

私事ですが、先月まで他のバンドのために作詞を行った都合で大学生の時以来に世界中の詩集をむさぼるように読んでいました。そして今回のライブで聴くことのできた詩や音楽は、先日読み返したばかりのネイティブ・アメリカンやラテン・アメリカの詩集と何かを共有していると強く感じました。正義を支えている美感や価値観が同じなのでしょう。音を文章にするのは難しいので詩を例にとると、先述の曲で、sayaca さんはこのような一節を綴っています。「それは過去の山。それは生と死を繋げる山。」最後には山に還るという思想はいくつかの文化が持っていますが、北部インディアンもそうした民族のひとつです。自分がつねに自分のルートと繋がり、すべてそこを基準に考えるわけです。このライブを聴いていてずっと思い出していたもののひとつは、ネイティブ・アメリカンの血をひくブラックウルフ・ジョーンズの詩です。なぜ情熱的であるのか、なぜ切なさを伝えるのか、その激しいクラスターを良しとする前提には何があるか。このライブで、私が激しく心を動かされた部分の根底にあるものを考えると、すべてラテンアメリカの根底にあったものとの共通項を挙げたくなるのです。

改めまして、素晴らしい音楽を聴かせてくださいました7人のミュージシャンに拍手を送りたいと思います。

▣Celeste Septet (青木菜穂子七重奏)
2019.12.4 at Sonorium 東京永福町

ミュージシャン:
青木菜穂子 Naoko Aoki – piano, arrange, compose
北村聡 Satoshi Kitamura – bandoneon
吉田篤 Atsushi Yoshida – violin
西谷牧人 Makito Nishiya – cello
大柴拓 Taku Oshiba – guitar
田中伸司 Shinji Tanaka – contrabass
Sayaca – Vocal